シグのすけ

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版のシグのすけのレビュー・感想・評価

4.2
観終わってから半日以上立つけど色々頭の中を駆け巡る。偉そうな事を書いたから書き直そう。二回観て色々気がついた。兄貴の優しさや小翠の哀しみ、小明の...やっぱり良くはわからない。

とにかく前半がわかりにくい。60年代の台湾、製作は91年、日本家屋のおかげで邦画と何度も錯覚するし(台湾家屋知らないけど)名前だか地名だかわからない単語、誰が兄で誰が敵なのか?同じクラスなのに体格が違う子供達、小四という名前、母親に見える長女、眉毛が繋がっている下っ端。

少年少女や家族の日常や葛藤を丁寧に描く4時間(途中、入浴したり、盗み食いしたけど)、ラストにきて殺人事件だった事を思い出す。この長い時間は十分に意義があると思う。そしてその後は何も描かない。少年の表情すら。潔いと言えば良いのかわからないけれど、私は納得する事にした。

中盤のハイライト、満を持して登場の超大物ハニー。う〜ん。どうなんだ?
シグのすけ

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