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ポエトリーエンジェルのinunonamaeのレビュー・感想・評価

ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)
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詩の大会に出たことがあるのだけど、詩のボクシングは知らなかった。

出た大会は、本当にいろんな人がいて、いわゆる、(私が)詩と聞いて一番にイメージする詩だなって感じのものや、その人が経験したことをつらつらと、笑いの方向で言うものや、フィクションの話もあった。どれかに心を動かされたかと言うと、その時は別にどれも来なかったけど…ただ、言葉や気持ちやその人が打ち込む何かとか、それぞれ真摯に向き合っていたと思う。私は言葉と向き合った。とても大切にした。

だから、(この物語の構成というか展開というか、その辺は今の私には分からないし、とにかくスーーーーーっと観た感じで。その辺はわからないけど超絶楽しかったかと言われるとそうではない)その人の背景無しに急に強化試合が始まっても、大会も背景関係ないから、それぞれが何かに真摯に向き合っている姿を感じることはできた。まぁ映画はそれじゃだめなんだよねって言われたら、そっかそっか、って感じだけども…

あとは武田さんの瞳の吸引力がすごかったのと、天音氏のあの顔とか声とかってやっぱり絶妙にいいなと思いました。先生へのラッパーのツッコミもおもしろかった。

正直、特別心が動くことはなかったけど、詩の上達のためのトレーニングは、個人的には、刺さるというか、おもしろいとこだなって思った。観察されたことによって自分を見直して詩が変わったりとか。

でもこれ強化試合だったんよね?大会じゃなくて。多分。そう考えたら、どうなんだろうね。
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