町に越してきた6人の前科者、全員が人殺しらしい。って町民可哀想すぎ！
絶対ただじゃ済まねぇよーと肝を冷やしていたんだが、物語が進むにつれ6人6様の生き方が見えてきて、人殺しなのに、みんなどうにか穏やかに生きてほしいと願いはじめる。
いい感じに登場人物に心を入れはじめ、バレる！バレない？！もう見てらんない！！と心臓キュウキュウになったのが前半戦。
後半に差し掛かって物語が動き始めると、徐々にセリフのキレがなくなり、結末は火サスもおったまげーな展開に。
おいおい、まさかこのまま終わるんかい？と思ったところでまさかのエンドロール。失速どころか墜落した。
個人的には安藤玉恵さんの存在感が素晴らしく。どの映画でも安藤さんは脇役だけど、必ずと言って良いほど映画を引き立ててくれる。田舎町のクリーニング屋で身寄りのないジジイを受け止められるのは確かに安藤さんだけだ。
肝心の「羊の木」の意味はずっと考えていたけれどよくわからなかった。これは原作を読んでみるかなぁ。
