接客も店の雰囲気も良い、出てきた料理もめちゃめちゃ美味しそうなのに味がぼんやりしてる店みたいな映画。
社会問題を描きたいのかと思ったけど最終的には おや、サイコパス...?って感じで だいぶ謎だった。
どんなに不遇だとしてもさ、人をあれだけ○○してしまうと「彼女が望んだなんでもない幸せ」が「そりゃ無理だよお前みたいなやつは...」と同情の余地もなくなってしまうじゃん?
もう少し同情と共感の余地があったらば読後感もだいぶ変わった気がするのよ。
映画的には綿密に丁寧に構成されていて、画面の隅々まで温度と息遣いを感じられる所が秀逸。映画力高い。
シチュエーションも演出も勿論俳優もサイコーで、トンネルを抜けていくシーンなんて最高にドキドキしたよ。