いやに客観的で、味気ない。ただ生（なま）の時間が流れてどんどん精神蝕まれていく、そんな映画。
エンドロールを見たら監督が『A』や『FAKE』の森達也だったので納得した。あの何とも言えない気持ち悪さは劇映画一筋の監督じゃ生み出せない気がする。視点が観察者的で、先に事象が存在して、あくまでそれを撮ってる...そんな淡白さを感じるというか。
この映画自体に主義主張はなくて、ここで起こる事実に対して、鑑賞者の君たちはどうリアクションする？って試されている感じ。まさにドキュメンタリーなんすよね。知らんけど。
