下馬評のラ・ラ・ランドをくつがえし、アカデミー賞の作品賞そして子供の頃の主人公シャロンのメンターとなったファンを演じるマハーシャラアリが助演男優賞をゲットした作品。登場する役者は全て黒人でまるでブラックムービーのようですが、ドラッグ・売春・LGBT・いじめ・裏切り、、、シャロンをとりまく環境に明るい要素はまるでなく、そのシャロンを少年・高校生・オトナの別人が演じる冒険演出。貧困は輪廻するだろうか、孤独は解消しないのだろうか、シャロンの人生の光はサンライトでなくムーンライトなんだね。ファンの妻役で歌手のジャネールモネイが出演している。父親のようなファンに泳ぎを教えてもらう海、はじめて好きな男性と性交渉をもつ海、そして大人になってマッチョシングルになったシャロンが離婚したケビンからメキシコ料理をごちそうになった後に2人で訪れる海、伝えたより沁みてほしい何かを包含する作品だった
