アカデミー賞ノミネート作品ということで鑑賞。
ヤク中の母親、イジメ、同性愛、プッシャー等々、一人の黒人男が歩む人生の物語。
とにかく主人公が内向的な性格の設定故、高倉健さん並に喋らない。そう、男は目で語る。そんなメッセージが伝わる本作、少年時代から大人になるまでの過程が3つの章で構成されているのですが、個人的に「ちょ、そこ飛ばさないで…」的なぶった切り感があったかなあ。
内省的で静かな作風で、小奇麗に纏められているせいか全体的にダイナミクスがなく、平坦で淡泊な印象。アメリカ的といえばそれまでですが、心情描写が今ひとつ。グイグイと迫りクるものがなくて残念。
まあとは言え前述通りシナリオ自体はキャッチーで、重くも軽くもないので悪くはないと思います。
食事後等に、恋人等と一緒に観ると良いかもしれませんね。(・∀・)
