アメリカ南部の黒人居住区に住む性的マイノリティーの少年が大人になっていくことを描いた映画。
ケンドリック・ラマー「To Pimp A Butterfly」のオープニングでもサンプリングされていた「Every Nigga Is A Star」からの始まりは、この映画の宣言のように聞こえた。
ギャングスタヒップホップの隆盛で剛健である事を競うという面にフォーカスされてきたヒップホップの世界において、フランク・オーシャンやSyd The KidやilovemakonnenなどのLGBTを表明する彼らの登場は黒人社会における変化の証であっただろうし、この映画を観るとそこには男女という二項だけで語ることがナンセンスだなと思った。
英語の勉強も兼ねて映画を見始めて2年ぐらいになってようやく英語を掴めるようになってきたんですが、聞き間違いかもしれませんが、海岸のシーンで"海"と訳されているトコをWaterと言っていて、色んな場面で水がポイントになっていて言葉として掛けているのかなぁと思ったり、スラングなのかなぁと思ったり、少しずつ自分の成長を実感できて面白かった。