なおまる

女神の見えざる手のなおまるのネタバレレビュー・内容・結末

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

この映画こそ「あなたは必ず2度見たくなる」のキャッチコピーがふさわしい。

スローン女史がすごすぎる!カッコイイ
よく見ると冒頭から伏線は張られているのだが、初見ではまずわからない。

彼女の病的なまでの仮面の使い分けに、生い立ちでの苦悩があったことも示唆されており、人物像についても思いを馳せることができる。

なぜスローンは全てを犠牲にしてまで、勝つことにこだわったか?

ロビイストという職業柄、長いこと政治世界を見てきており、腐敗したアメリカに一石を投じたかったのだろう。彼女が目指したのは、勝利の先だった。5年の刑期を負わせないため、仲間をも欺いたスローンの鋼の意志と行動力に驚くばかり。

最後の最後にあるどんでん返しに、ぜひ期待してほしい。何が起こるかは知らないまま、アッと驚いていただきたい。

スローンのその後が気になるので、星は4.4に。幸せになってほしい。

個人的にはエスコートサービスの男性が、聴聞会で何の見返りもなくスローンを守る嘘をついたことがムネアツすぎた…人を欺き、疑い、ベネフィットを求めてきたスローンとは対象的なワンシーンだ。

害をなすのも人だが、手を差し伸べるのもまた人なのである。信じるに値する人間もいる。スローンの救いになればと思った。

にしても邦題がクソダサナメクジ以下
なんとかならんか
なおまる

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