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女神の見えざる手のminoriのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.4
観終わってから、すぐもう一度観たいと思わされました。

「銃規制法案」「ロビー活動」「ロビイスト」など、聞き慣れない用語や政治的内容に自分の頭が追い付かない事が多々あったけれど、それでも直感的に面白いと感じられた作品。

テーマは銃規制法案ですが、政治全般に繋がる物語及び台詞群だったので、選挙を控えた今の時期だからこそ観ておいて良かったとも思いました。

そしてジェシカ・チャスティン演じるミス・スローンの烈火の如く闘う姿勢に、憧れも抱きつつ畏怖の念も植え付けられた。
ラストの演説シーンは圧巻。

大好きな俳優であるマーク・ストロング氏も好演しており、ミス・スローンとの会話シーンで見せる表情一つ一つが素敵でした。
「正義」を体現しているようなキャラクターも凄く合っていた。
しかも役名がロドルフォ・ヴィットリオ・シュミットとか、名前からしてカッコよすぎる!(笑)

他にもサム・ウォーターストン氏が出てたのが嬉しかった。
此方は普段と真逆の役柄なので、観ていて新鮮で楽しかったです。

132分と長丁場ながら全く飽きさせない中身で、登場人物たちの感情の遷移が多少分かりづらかった部分はあれど、非常に惹きつけられました。

兎にも角にも、最後の最後まで目が離せない作品です。
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