ロビー活動というあまり馴染みのない事柄、政治の裏側の話ということで、難しい話なのかと若干構えて観たのですが、これがめちゃめちゃおもしろかった。知らない単語やセリフ量も多いのだけど、だからと言って話に置いていかれることはない。画面の情報や演出が良いのか、今どんなことが起こっているのかがすごくわかりやすかった。
最後までテンポ良く、こちらの感情も巻き込んで話にぐいぐい引き込まれる。そしてジェシカ・チャスティンの強さと毅然とした美しさ。
人種や性別の構成、扱い等も細かく気遣われていて、すごく現代的だと感じた。アメリカの悪い部分と良い部分がつまっている。おすすめな一本。
いやしかし、メディアとそれによって動かされる人心というものの危うさを改めて感じました。