最初スピード速すぎて何が起きてるのかわからんのよ。
いい事なのか悪い事なのか、応援すべきなのか、腹を立てるべきなのか…
そんなストーリーでしたな。
正義とかっていう灰色の錦の旗の下、双方が自分達の色付けで解釈。
勝てば官軍、負ければ…ってやつ。
ほんと憲法なんてただのレギュレーションにすぎず、書いてない事はやっていいという闘いの中、信じれるのは主人公の哲学だけ。
ただひたすらこれだけが真っ直ぐ飛んで行く。
しかたないのでこれに乗っかって応援するしかない。
美人だしな。
騙されるなら美人がいいよな。
善悪の境界線は意味をなさず、双方がそれぞれの目標に向かって手段を選ばない泥仕合の筈なのに何故か最後は東山の金さん。
泥仕合いに見えたのは実はとても綿密に組み立てられたもので…
善悪のないところでの闘いは双方無傷ではないのだけど、上手いことすっきりしちゃったじゃんか…
ありがとう。
表面的にドライな内容なのに人間的な感情やらなんやらをところどころ最低限のシーンで垣間見せるのが上手で、これアクターが上手なんだね。
スタイリッシュでクール過ぎる仕上がりじゃなくて大好きだ。
冒頭のセリフに
「敵が切り札を使ったあと…
自分の札を出す。」
これな(゚∀゚)
全体的にほんと上手!
なにこの監督さん、素敵。
え?褒めると思わなかった?
だって…そんな映画でしたもん。