自意識とは自分と言う存在の内に在る物なので、やはりどうしても内向きな思考へと落ちてしまう。
それは、誰しも有ることで、自分が報われないのは回りが悪いとか、気に食わない事ばかりとか、そんな小さな世界でしか物事が見えなくなってしまう。
その状況を克服するには色んな人と関わったり、学んだりして自分が『自覚』しなければならない。大人でもそれが出来ない人もいる。
主人公のネイディーンもそんな女の子。
口が悪くて彼氏もいない。イケメンでリア充の兄が嫌いでヒステリックな母親が嫌い。先生はやるきがないし、唯一の親友は兄にとられちゃう。
なんて不幸な私。
けれど、端から見れば家族思いに娘おもい、生徒思いに親友思いの素晴らしい人ばかり。
大きな世界で見れば素晴らしい人しかいないのに空回りを繰り返すネイディーンは観ていて滑稽であるが、それは回り回って自分を観ているよう。
だからだろう、素直に残念な彼女を応援したくなってしまう。
もっと違う見方をすれば良いんだよ!それに気づいてネイディーン!
キミはそんなにダメな娘じゃないんだよ!