フローズン・ヨーグルト
人はよく“華のセブンティーン”と言うが…
本当に華のある17歳を送った人間は世の中に何人いるのか???
皆拗らせたよね!?!?
という映画です。
私の17歳は全く華がありませんでした。数学が苦手で映画だけが心の支えだったあの頃。
青春のキラキラした部分を継ぎ接ぎした邦画とは全く別物。「レディ・バード」「ブック・スマート」「ハーフ・オブ・イット」みたいな感じ。今、書いてて気づきましたが、どうやら私は17を過ぎてから青春ものを沢山観ているような気がします…経験しなかった「アオハル」を映画で摂取するという新たなスタイル。まあこれも悪くないぞ…
ウディ・ハレルソンのベテラン教師っぷりはたまりませんでした!モンスターである17歳の扱いに慣れたご様子。やはり先生は偉大だ。ウディ・ハレルソンに私の担任になってほしい人生だった…
憎い兄と付き合うことになったたった1人の親友。このなんとも言えない距離感が思春期の17歳にはかなり重荷…
思春期特有の痛みを知ることでマトモな大人になっていくんだと思います。何事も経験不足で社会に出たら白い目で見られるし…必要な“痛み”なんだと思います。
学生さんにはガッツリオススメしたいし、オーバー17歳の人たちで観ても盛り上がると思う。上映会をする際にはフローズンヨーグルトも忘れずに。