あたりめッピ

ジェーン・ドウの解剖のあたりめッピのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


この映画で好きなのは、解剖と心霊が合わさっているところなんだけど、普段医療系もしくは法医学的な要素を含むドラマや映画を見てたら少し物足りないかもしれん。
アメリカで悪魔的なホラーかつ不死っぽい女性といったらセイラムかもとオカルトマニアは思い至ってしまうとは思うが、設定としては唐突な悪魔憑きより史実に基づいていて良かった。
他のバカ男女をやいやいと殺すホラーではなく、フツーに仕事してる良い感じの父子や可愛い猫ちゃんがターゲットにされるところがいやらしくて良い。猫ちゃんのことは許さない。
ホラー的演出はよくあるものばかりだし、なんとなくライト/オフっぽいところもあったけど、「こ、この布は…!」「この音は!!!」と嫌な想像をかきたててくるのは伏線が効いていて怖かった。
ジェーン・ドウに使われた拷問器具、苦悩の梨やらユダの揺りかご(時代的に使われてたかは知らん)なのかなと想像すると凄惨さが増す。

ジェーンの選曲ダサいよね。死霊館エンフィールド事件の霊のほうがそれっぽい選曲してる。アメリカン霊め!

ジェーンにはぜひともグレイズ・アナトミーの舞台に乱入して風紀が乱れたあの病院を正して欲しいです。
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