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ジェーン・ドウの解剖のmaiのレビュー・感想・評価

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)
3.7
怖い…ホラーとは知っててもなお怖い。

呪われた場所とかではなく、解剖室で起こるホラーです。鈴が鳴ったり、気配だけ感じたり…もうしっかりとホラーな上に、出てくる遺体のクオリティがめちゃくちゃ高い。驚かせ方とかは新鮮味があるわけではないけれど、造形の作り込み方がプロ級すぎてトラウマになりそう。笑
解剖室で起こるので、大きく場面が展開したりはしないけれど、そのB級感が映画のイメージや内容にぴったりと合致していて最高でした。

前半部分の展開はかなり丁寧で、解剖シーンあるのでグロくはあるけれど、それでも不穏な雰囲気と積もっていく謎が面白かったです。
後半はかなりホラーに傾くので、ミステリーとしてはちょっと雑だなぁという気がしなくもないですが、解剖からホラーへの転換が良かったです。

ちゃんとオチがつけられてたり、解決がなされる映画ばかり見てるので、なんとなく最後はスッキリはしないのですが、ラストの終わり方は嫌いじゃないです。

今までもこれからも、同じことが何度も繰り返されていくのかと思うと…。
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