はる

そうして私たちはプールに金魚を、のはるのレビュー・感想・評価

4.0
冷めた子どもを主人公に据え、ダウナーな語りと美しい映像を展開していくというのは、この監督のカラーなのかな、と思ったりしました。このときにはもう無気力・無感動な自分を主人公は「ゾンビ」と定義づけていて、「WE ARE LITTLE ZOMBIES」とシームレスに繋がっているなと思いました。

私自身は狭山なんかよりももっとすごい僻地に育ったのですが、ずっと「ここじゃないどこかに行きたい」みたいな気持ちがあったのですが、それって田舎育ちだからなのか、自分の持つそもそもの気質なのか、どっちなんだろうなと思うなどしました。
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