きえ

おとなの恋の測り方のきえのレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
3.8
恋の予感 📞🎶

現れたのは……身長136cmの男(◎_◎;)
さぁ、どうする?
恋する女心の葛藤は万国共通で普遍的。

この作品は『人は見た目が9割』って本のタイトルの様ないわゆる”見た目”ではなく、明らかに”普通”と違う相手に恋した時のお話。齎される葛藤は、
自分のフィルターからなのか、
世間のフィルターからなのか…。

あるあるな共感と共に、笑いあり切なさあり、そして自問あり(・_・;

普通と違うの普通って何?って考えたら、
小さい頃から植え付けられた固定観念だったりする。世間の物差し📏ってやつ。
例えばこの作品の様に、
女より遥か背の低い男
男より遥か年上の女 etc…
(逆なら何の問題にもならないのにね)

たかが人の目、されど人の目、世間の好奇の目が自分の気持ちを揺るがせる…女性なら(いや男性もかもしれないけど)きっと少なからずあるあるだろう。

男の気持ちは分からないけど、女はどこかで人から見て”幸せそうに見える”自分を無意識に意識しているんじゃないかと思う。幸せそうに見えるとは、世間から評価される事。その為には優秀な遺伝子を得る事(本能)。だから女は世間の物差し📏の中で葛藤するんだと思う(主観分析です)

しかししかし、恋した相手は世間の物差し📏では測りきれない。何故なら世間は目に見えるものでしか測定しないから。

少々強引グ・マイウェイな子持ちヤモメ小男と理想の王子様を思い描いていたバツ1キャリア女子との王道ラブストーリーが指し示すのは、恋の測り方ならぬ人間の測り方だった。

『本当に大切なものは目に見えない』
by 星の王子さま

何か私のバイブル📙と重なる。


攻めの出会いと恋の進め方はさすが恋愛大国フランス。日本人にはハードル高すぎだけど、いや出会って間もない男と空中アバンチュールは幾ら何でもないだろう。笑
な感じに、ラブコメOFラブコメ なので、軽く見れて疲れず楽しみたい映画ジャンルとしてはありなんじゃないかな。

コンプレックスを個性だと言い切る前向きさも私には簡単に真似は出来ないが、だからこそ惚れる理由には相当する。

背は超低くても、顔はそこそこかっこよく
”リッチ”で”才能溢れる”建築家⁈
何それ優秀遺伝子じゃん‼︎
尚且つ超前向きで直向きに愛を注いでくれるって、そりゃ惚れるし悩むわな。笑

結局、恋の障害を生むのは自分自身の心なんだろう…

うわっ、まとまりがないレビュー(◎_◎;)

最後に、これかなり残念なのは、
136cmを演じたジャン・デュジャルダンの縮尺がシーンによってバラバラな事。CG合成もあれば、恐らく膝立ちしてる状態で上半身だけ撮ったであろうシーンもあって、その統一感のなさが終始気になった。残念〜‼︎
きえ

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