島田大輔

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣の島田大輔のネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

早熟な天才の苦悩の日々を描くドキュメンタリー。

子役の両親は稼ぎによって離婚する事が多い。今回はなんとか出稼ぎに外国に出た家族を一つにしたい一心で若い頃から頑張ってきた。
両親の離婚がきっかけに、目標を失い、薬物やタトゥーに染まり、ロンドンバレエ会を引退した。
その後ロシアに移動し、イーゴイに師事するも肩にはまった古典的で、公衆向けのいわゆる『カタイ』バレエに限界を感じ引退した。

自分のバレエを模索しているのであろう。

それが映画化されたのは一本のYouTubeの動画がバズった事だ。

新しい自分の見せ方を多くの、特にバレエファン以外にも影響を与えたと思う。

両親の支えは少なかったかもしれないが、
素直な心と親友に恵まれたこと、強靭な身体と体力によって現在もバレエを続けているメンタルに脱帽。

他のバレエ映画と違い、
非常によくまとまったドキュメンタリー