緊迫の125分。綾野剛の怪演と村上虹郎の熱演。
村上虹郎が綾野剛に詰め寄る場面は緊迫。こういう小童、いるよなぁって感じ。また、台風での対決シーンは、あれ、綾野剛悪役だったっけ？と思わんばかりの怪人。
展開がものすごく面白いってわけではないけれど、息を呑み続けて目が離せなかった。役者の芝居重視の私としてはとても楽しめた。すごい作品でした。演出とかストーリー重視の方はどうかな。これは評価分かれる作品でしょう。
前田敦子だけがなぁ。役所ではなくちょっと品がなさすぎのエンドロール3番目は謎。
以下追記。
虹郎君の役所の下段の構えや足については特に触れることなく映画は終了し鑑賞直後は「結局なんだったん？」と思ったけど、あえて触れなかったのかもなぁと再考。本作としてはそこまで重要な部分ではなかったのかな。
また、綾野剛の肉体も注目。太い腕は序盤からチラチラ写っていたが、上裸になる場面は一瞬だった。この一瞬のための。素晴らしい。肉体だけでなく全てが研ぎ澄まされていた。
