このレビューはネタバレを含みます
以前から観たかったドキュメンタリー。
アマプラ見放題になって、やったね🙌。
貴重な古い日本の無声映画が観られたのも良かったし、今は亡き人々が三船敏郎を語っているのも観ていてグッとくる。
三船敏郎個人のドキュメンタリーというより、日本のチャンバラ映画から東宝映画、黒澤映画を通して稀有な俳優、三船敏郎を浮き彫りにしたような作品。
三船敏郎のスキャンダルはサラッと触れられているだけだが、控えめながら、晩年は1人になってしまったこと、最後まで離婚しなかった別居していた妻がお世話した事、息子達とはずっと交流があったことなどが分かる。
満州生まれ、20歳で初めて日本の地を踏み戦争に参加し、戦後は生きるために俳優になり、厳しい現場で我慢の撮影、反動で夜は酒に酔い暴れたり、でも素顔は真面目で無骨で優しい。
そんな人物像がうかがえて、もう一度三船敏郎の出演している黒澤作品が観たくなった。
