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ReLIFEのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ReLIFE(2017年製作の映画)
4.2
海崎新太(中川大志)は大学院を卒業後にある会社に就職したものの、3ヶ月で退職。なかなか新たな就職先が見つからず、コンビニでバイトをしていた。ある日、リライフ研究所所員を名乗る夜明了(千葉雄大)という男から、人生をやり直さないかと持ちかけられる。それは、薬で外見を若返らせて1年間高校生活を送るという実験で、海崎にその被験者になるよう提案してきた。半ば投げやりに薬を飲んだ海崎は、中身は27歳のまま再び高校に通い始める。そこで、チャラく見えるけどクラスで男子成績ナンバー1の大神(高杉真宙)や負けず嫌いでクラスの成績ナンバー1を日代と競っている狩生(池田エライザ)や人懐っこい小野(岡崎紗絵)や成績ナンバー1だがコミュニケーションが苦手な日代(平祐奈)とかけがえのない仲間たちと出会っていく海崎。やがて不器用ながら一生懸命な日代に恋心を抱くようになるが、実際には彼女は10歳も年下であり、実験が終われば記憶も消えてしまうため、葛藤していく。彼らの未来は、どこへ向かうのか?
ナンバー1漫画アプリ「comico」で大ヒット連載中の同名漫画を実写化。
会社に勤めている時の尊敬する先輩佐伯みちる(市川実日子)に起きた事件がトラウマになり、物事や対人関係にのめり込むことが出来なくなった海崎が、一年限定で高校生活をやり直す中で人生復帰するために必要なことを学ぶリライフ・プログラムで高校生活をやり直す中で、コミュニケーションが苦手な自分を変えようと不器用ながら努力する日代と対人関係の築き方を手伝ったり、ちょっとした誤解から気まずくなった日代と狩生の関係を修復する手伝いをしたり、大神と狩生の恋を後押ししたりする中で、本来の対人スキルやおせっかいさを発揮し、忘れかけていた「努力することを諦めない」「かけがえのない今を大事に生きる」ことを胸に一生懸命に仲間や高校生活にぶつかっていく懸命でピュアな青春模様が、まぶしいぐらいピュア。海崎を通して仲間を作って、いつしか海崎がかけがえのない人になった日代の仲間にも言えない秘密、海崎と日代の不器用でピュアな恋の行方、そして驚きとステキなラスト、高校生よりは大人のほうが楽しめる傑作青春映画です。
中川大志、平祐奈、高杉真宙、池田エライザ、千葉雄大と原作のイメージに忠実なキャストの好演が、印象的。
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