よしたか

ワイルド わたしの中の獣のよしたかのレビュー・感想・評価

ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)
3.7
ニコレッテ・クレビッツ監督作品
[ワイルド わたしの中の獣]

なかなかの異色作品です!
ドイツ映画、固いイメージでしたが、
こちら…、変態映画でしたよ…、
もちろんキライじゃあないです笑

現代社会、誰しも息苦しさ、
生きづらさ、大なり小なり、
感じてる気がするんです。

それが、仕方ないか、我慢しよう、
で済むのか、それとも悩み、
はたまた、絶望にまでなるのか、
それは人それぞれですが、
周りの人間の無関心だったり、
日々の潤いのない繰り返しだったり、が引き金になって、
とんでもない行動に走る、
映画や物語では珍しくないけど、
このお話ですでは、なかなかの、
ぶっ飛びっぷりでした笑

虚しい毎日とは裏腹に、
徐々に狂気じみていくアニアに、
ボクだけかもしれませんが、
なぜか応援もしたくなりましたし、
どんな展開が待ち受けているのか、
ワクワクもしちゃいました笑

倫理的には、全然アウトなんですが、
そうしちゃう行動、
わからなくもないです。

でもやっぱり、R指定だけあって、
観るひと選びます、繰り返しですが、変態映画です、要注意です笑

ホンモノ狼を使った撮影、
舞台裏を観てみたいくらい不思議で、
是非ともソフト化の再には、
特典映像希望です。

サンダンス映画祭で話題になったの、
納得ですし、衝撃的映像でした。

抑圧からの開放、壊れっぷり、
アニアを演じられた女優さん、
ドイツの方で知りませんでしたが、
天晴れでした、ラストの表情、
印象に残っています。

ちょっと前になりますが、
[変態だ]に続いた変態映画でした笑
変態セット①、もちろん個人的には、
キライじゃあないです笑笑

2017 1 名古屋シネマスコーレにて観賞しました。