ねてぃ

退屈な日々にさようならをのねてぃのネタバレレビュー・内容・結末

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ舞台劇で観てみたくなった。「演劇的」、なるほどそういう言葉を使うのか、と他の方のレビューから表現を借用しますが、、、「演劇的」ですね、好きでした。

「死んだことも認めてあげないなんて、生きてる人間のエゴ」て台詞は刺さった。でも原田さんが、死んだ事実を知らなかったらその人の中じゃ生きてるってことだ、って考えも理解できる。そっちの方が幸せじゃないか、と思うのも。

「死んだことがわかってるけど、生きてると思い続けたい」と「おそらく死んだんだと思うけど、もしかしたら生きてるかもしれない、まだ待ち続けたい」は、違うところも共通するところもあるのかな。

あと、私は清田が死んだことに気が付いてなかったです。女の子に死体埋めさせるとか最低かよこいつ、もしかして関わる男の愛する人全部奪っていくのか…?とかあらぬ妄想をしてしまいました笑
まあ東京に行って嫌なやつになってしまったところはあるのだろうけど…

あああ後、攻撃的なこと言わないとか、本音をあまり普段から口にしないとか、表面上の言葉の裏にある思いを慮らないといけないところとか、日本的というか日本語的というか、、、いいなあってなりました。

ドラマチックで素敵でした。退屈な日々の良さに気づけたら、退屈だなんて思わなくなるのかな〜
ねてぃ

ねてぃ