太陽の下で 真実の北朝鮮のMamelieのネタバレレビュー・内容・結末

アマプラ見放題が終了するとのことで、慌てて観たのだが、序盤から小学校の授業シーンで延々10分ほど繰り返される「敬愛する大元師様は日本人は悪い奴らだということを気づかせてくれました」に、"いったい何を観ているんだ"と我に返った。


台本もシナリオも用意され、国の監視下のもと都合のよい部分だけをつなげたような「ドキュメンタリー」とは名ばかりの「北朝鮮プロパガンダ」作品。

皆んな同じ動きと表情で、個々の感情や温度を感じることができないままだったが、中盤で子供たちが戦争の話を聞きながらウトウト眠くなってしまうシーンには共感でき、一瞬ほっこりした気持ちに。

最後のインタビューシーンで「好きなことを考えてみて」の問いに「何？よくわかりません」と答えるミンジちゃん。
本当に知りたい・観たい部分はこの映像では映し出されないが、ジンミちゃんほどの幼い子供たちが考えることや想像することもわからず自我を抑圧されている現状はヒシヒシと伝わり、胸が苦しくなった。

あぁ、日本人でよかった。