キングボブ

ニーゼと光のアトリエのキングボブのレビュー・感想・評価

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
4.5
精神にも自然治癒力がある…
非常に心に残った言葉だった。

暴力的治療によりゴミのように扱われてきた精神病患者を、芸術という療法で治療を続けた女医ニーゼ。

保守的な考えの医者から煙たがられながらも、自分のやり方を貫き通した彼女の生き方は非常に感動的である。

精神に障害をもつ人々を扱う作品にはイタリアの「人生ここにあり」やスペインの「誰もが愛しいチャンピオン」のようにポップでコメディ要素の強いものが多かった。
本作は非常に重たい雰囲気があるので、非常に不安も大きかったが、ストーリー展開が素晴らしくあっという間のエンディングであった。

ブラジル映画界も本当にいい作品が多い。
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