ダイガ

残像のダイガのレビュー・感想・評価

残像(2016年製作の映画)
3.9
実在した画家のお話なんですね。
めちゃめちゃ苦しくてやるせなくて重たいストーリーでした。
私は芸術家ではないし、趣味で物を作っているだけですが、ストゥシェミンスキの作品がズタズタにされるシーンはまるで自分の作品が壊された様な気持ちにもなって、胸が痛くて痛くて仕方なかったです。
無認可の芸術家ということで、食料も買えず、挙げ句の果てに絵の具まで買えなくなってしまう。そして愛娘の靴も買うことが出来ない。
それでも、どんなに苦しくても、自分の信念を曲げることなく、最後まで戦ったストゥシェミンスキの姿に心を射たれたと同時に虚無感に襲われました。
実際にストゥシェミンスキさんの絵を検索してみたら、カラフルな色使いと塗り方が特徴的で、美しい作品たちでした。
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