愛すべき小品枠。ものすごく悪いことが起きそうなところで、絶対に悪いことが起きないあたり、人間の善意を信じてる感じで好感が持てる。
顔のアップでの会話に割と揺らすカメラ、要所要所にニューヨークの街を切り取ってみた系ショットを挟むなど今っぽいところがちゃんと今っぽいけれど、サスペンスもロマンスも、全てが“ささやか”だからあまりうざくない感じで良い。
遊園地デートのシーンも、1930年代かってぐらいにささやかな遊園地が出てくる。
タバコ投げつけられたら、『タクシードライバー』と違ってちゃんと熱いらしかった……