お嬢さま

オリエント急行殺人事件のお嬢さまのネタバレレビュー・内容・結末

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ごきげんよう

本物のオリエント急行でティータイムいたしましたので、オリエント急行殺人事件の小説を読みましたの。
わたくし、中学生の頃にポアロは嗜んだはずなんですけれど、全く覚えておりませんでしたわ!
なんならこの映画も観たはずなんですけども。
何度でも新鮮に味わえることは良いこととしておきましょう。

本題
記憶が鮮明なうちにと帰りの新幹線で鑑賞していたのですが、原作と比べて派手なこと!
当然ですわね。変わり映えのない車内での聴き取り調査ばかりで、最初の殺人以降事件も無ければ外出もございませんもの。
映画にするなら場面転換は必須ですわ。
メアリを問い詰める時、雪の積もる山肌を車内から見下ろすシーンは荘厳で大変好ましかったですわね。

それから…ええ。なんというか、わたくし原作至上主義というわけではないのですけれど、小説の後書きで翻訳者が書き残していたことによると、「映画化されたものをみては、こんなものではなかった、もっと面白かったと小説を読んでしまう」らしいのです。
映画化にあたって改変を加えられた部分、大いにあって然るべきと思うのですけれど、やはり映画化に向き不向きはあるのですわ。
わたくしも、こんなものではなかったと思ってしまったクチですので、このあたりで。

それではみなさま、ごきげんよう
お嬢さま

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