★
1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの同名作品をリメイクしたミステリー作品。
エルサレムで事件を解決した名探偵のエルキュール・ポアロは、イギリスでの事件解決を依頼され、急遽、豪華寝台列車オリエント急行に乗車する。アメリカ人富豪ラチェットから、脅迫を受けているからと身辺警護を頼まれるが、ポアロはあっさりと断る。
その夜、雪崩で脱線し立ち往生してしまった車内でラチェットが何者かに殺害される。鉄道会社から捜査を頼まれたポアロは、乗客達1人1人に聞き込みを開始するが、乗客全員には完璧なアリバイがあることが判明するのだった…
『この列車には、名優たちが必要だった。』
原作には全く触れる機会もなく、あえてオリジナルの作品も予習せずに観ましたが正解でしたね。やはり推理ものは、最小限のネタを準備しておくのが物語にも入りやすく、推理する楽しみも味わえますね。
作品に登場するキャラクターには、舞台俳優の様な大胆で濃厚な色付けが施されています。吹雪く真っ白な雪をそれぞれの色に染めてしまう程、強烈なインパクトカラーがこの事件を彩る重要な要素になっているのですが、原作を知らないので良かったです。原作も知ってる方からすると物足りなかったのかもしれないですね。
