けん

台北ストーリーのけんのレビュー・感想・評価

台北ストーリー(1985年製作の映画)
4.5
映画って光と陰だけでいいんだよなって何回もなるくらい美しい映画だった。
煮え切らない性格、救いようのない結末への湿度とか台湾映画の特徴なのかな。
過去の栄光と現在の落ちぶれてしまった陰、男と女、ストーリーの光陰の感じも景色と重なってみえてくる。
日本の会社の巨大な電子版広告とか近代建築とか、都市が成長していく途中の独特な雰囲気の街並みがすべて良かった。まだ残ってるのなら巡ってみたい。
アジンのサングラスかっこよ。
音楽も大々的に使うことなく生活音が映画の静けさに溶け込んでいているのもよかった〜
けん

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