「アナと雪の女王2」に登場するトナカイと共生する民族がサーミ人をモチーフにしてると聞き鑑賞。(もちろん、アナ雪には差別的な表現はないですが)
冒頭で年老いた主人公が妹の葬式に行く道中、サーミの音楽、言語、民族衣装を嫌う素振りを見せ、ホテルでサーミ人の陰口？を言われ、嫌ね、と呟き回想に入る。過去受けてきた差別、屈辱的な扱いを思い出し…
物珍しいから、鑑賞物として楽しんで嘲笑ってる周りが恐ろしいけれど、なによりもただ民族衣装から服を変えただけで周りの目が変わってしまうのも恐ろしい。
民族差別・人種差別は、結局はただ見た目に踊らされてる人がするんだろうね。
アイヌ然りネイティブアメリカン然り、その土地で住み続けていた先住民が差別の対象となる問題は世界的に起きてしまっている。自分のルーツに誇りを持てない、周囲から卑下されてしまうのはとても悲しい。
民族衣装やその土地の文化は強制されるのではなく誇りを持つ人が担えばいいのに。
