このレビューはネタバレを含みます
面白かった。不運の連続で全てが良くない方向へ向かっていく絶望感が好き。この手の人間vs化け物系の作品で最後に後者が勝つ展開は好みなのでラストも良い。
よくよく考えたら人間が自分たちより下位の生物に対して日常的に行っていることを逆に人間がされているだけというのが面白い。作中では「カルビンは悪意なくただ本能で動いている」的な解釈をされてたけど事の始まりは電流なわけで、敵意を持ってるのかそれとも本当にシンプルに本能のまま動いているのか、そこもハッキリしない、ただただ襲われているだけという謎な雰囲気も好き。