ロールシャッハ

THE BATMAN-ザ・バットマンーのロールシャッハのレビュー・感想・評価

3.7
復讐者に向けられた復讐

今回のバットマンはゴッサムシティの闇を暴く"ダークナイト"闇の騎士というよりDC(探偵物語)への原点回帰を果たしていた。
世界最高の探偵に対してのヴィランとしてはやはりリドラー"謎々"が相応しいのだろう。

ダークナイトシリーズと比べてリアリズムを追求した作品になってました。
戦闘時の殴り方、ビルからのダイブ、弾丸の当たり具合、バットモービルなど派手さは控えめ。これが生身で戦ってる感じで感情移入できるというか、人なんだなって感じたポイントです。

生身の"人"であるブルース・ウェインがマスクの下に隠しているのは親を失った復讐心と恐怖。
リドラーにとってはブルースは本当の孤児でないと言われる。
復讐心というマスクを剥がされた彼に何が残るのか、恐怖を乗り越えた先に辿り着けるのだろうか。
ひとりの人としてのバットマンを観れる作品、それがTHE BATMAN。

>good bye <?>
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