狭須があこ

THE BATMAN-ザ・バットマンーの狭須があこのレビュー・感想・評価

4.3
今まで見たDC映画で一番面白かったわ!
バットマンがめちゃくちゃヒーローしていたから。

正直見に行く前は「あんな評判いいダークナイトさえあわんかったからな…」「シュッとしたバットマン…メンヘラなんやろな…」「オシャレそうなことのろのろ3時間やるんやろなぁ…」みたいな気分だったけど

苦しい過去を飲み下し、愛する人を巻き込み、犠牲にし、諦めてまでも。
民衆を助けたい、街を愛したい!ってピュアピュアに3時間、語られ続けて降参です。
こんなに無口な男なのに。
満点のヒーロー像

全然長く感じなかったよ。
DC苦手な私がだよ。

トンデモアクション自体は私は好きだけど、DCには合わんなー…とずっと思っていたので
多勢でまぁまぁ攻撃食らいながらもタフさで巻き返すあたりとか、傷だらけの体をしっかり見せるのがちゃんとしてる
リアリティ具合がよい。

だって羽があるのに、ビルの上から飛び降りるシーンがこんな怖いことある?w
リアリティのあるメチャクチャさに時々笑いそうになった。
舵切り損ねてビルとかぶつかったら、流石に死ぬってそれ

ポリコレ臭すごいキャットウーマンも私は好きだったけど、ゴードンよかった…!
こんなクソみたいな街で、こんな怪しいコスプレ男を信じ続けてくれるの、めちゃくちゃいい警部。
死なないでほしい人ナンバーワン…

同僚に「リドラー好きそう」って言われたけど、サイコキラーは嫌いじゃい!
いい具合にムカつく奴だったし、しっかりバットマンと対の存在になっていた
DCのいいとこってこういうとこよなァァ!?(手のひら返し)

「お前はいいよな、差しのべられる手があった。」という、ホアキンジョーカーにも通ずるメッセージが最高
人が環境で完成するとして、こんな掃き溜めゴッサムで、裕福な善人として生まれたブルースウェインの孤独。

おっもしれぇわ。
過去の他のバットマンって、悪人のカリスマ性を中心に物語ができていた気がする。
この映画はバットマンがちゃんと主役で、メッセージが一貫していた。全ての行動が民衆のためなバットマン、今まで居なかったと思う

一緒に行ったバットマン完全初見が、両親のくだりとかでちょっと混乱してたので、その辺もうちょっとフォローあった方がいいんかもな…と思いました。
さらに長くなるけど
狭須があこ

狭須があこ