これまでのバットマン映画とはまるで違う「闇」深く生気を失ったかのようなブルース・ウェインはゴッサムという街自体に復讐をしているかの如く、ただのヒーローではなく陰鬱な暗闇と、虚飾と闘う真のダーク・ヒーローに見えた。
腐敗都市ゴッサムで、知能犯リドラーが連続殺人を繰り返しバットマンに投げかけてくる「？」は観てる側へも謎解きをさせ、今まで描かれたことがないブルースの過去が暴かれる展開と、暗闇に映える戦闘シーンはテンポもよく3時間の上映時間もあっという間。
深い闇と重苦しい画がブルース・ウェインの内面と相まって、映画館の大スクリーンで観る臨場感を増幅させていく。
それぞれの「復讐」が、さらにどう展開していくのか…新しいバットマンシリーズの幕開けなんだろうなと期待したい。
ラストに出てきたあいつって、やっぱりあいつだよね。笑
