このレビューはネタバレを含みます
面白かった、、、歴代バットマンの中で今回のが一番好きかも。てことで興奮覚めやらぬ感じで書く。
今回のバットマンはやたら現実味、人間味を帯びてる。バットモービル(カーチェイス音が良かった、覗き込むバッツ可愛かった)もサスペンス的に進んでいくストーリーも衣装もバッツ自身も。王道はちゃんとやりつつ、とにかくこれまでのスーパーヒーロー映画とはなんかちゃう。
確かに暗いずっと暗い。けどその分光に照らされる瞬間のバットマンがまあかっこよく見える。マシンガンの光でチカチカしながら戦うとこめっちゃ良かったべ
カメラは、俯瞰と煽り(上から下から権力者から民衆から) 真前と真後ろ 固定と誰ぞの視線 てな感じで印象的。どの立場、居場所から見るかで物事の見え方は変わる。
闇から現れたバットマン(登場までのシーンでこの映画好きって確信した)(ダースベイダー感は確かにあった)、最終的には真のヒーローとして目覚め自らが光源となり人々を助ける(俺が闇や的なこと言うてたのに)
北行く言うたキャットウーマンは坂道を上に上に登っていく、対して下に留まるバットマン、上にいるのはウェインだけで良い(もしくは上=ウェインに興味はない)ほんでパティンソンの「セリーナ」って呼ぶ台詞100000000回聞けるわマジ無理。
赤と青、パトカーの光、首に取り付けられた爆弾の点滅はパトカーのサイレンのように赤と青に光る。ゴッサムの警察は二色の顔を持つ。バットマンは赤く光る。バットマンという存在が持ってる暴力性危険性。黒に赤の印象はかなり強い。考察のしがいありそう。
ウェインのときに黒いアイメイクがこびりついてる、ウェインとバットマンが、正義と悪が、闇と光が溶け合うように。(バットマンがウェインを侵食してるようにも見える)これまでの二面性のあるバットマンのイメージとはちょっと違うなと思った。これがまたセクスィでよかった。全体的に対比的に描きながらも、その内実は表裏一体ちゅうかなんちゅうか
リドラーの悪はバットマン達がいなければ成立しなかったと。善悪の曖昧さ的なの表現するには良かったが、その分ヴィランとしての魅力は薄かったように感じた…(ただ最後ウェインとしてじゃなくバットマンとして助けたことで匿名の悪もあれば匿名の善もあるって対比になってて良い)まあなんや三部作らしいしこの点今後伸び代しかないです。
あとニルヴァ〜ナね。something in the wayね。改めて聴くとバットマンの世界観にピッタシじゃねんね。
総評:危うい感じのパティンソンまじで美しかった。もっとくれもっと!(グッドタイム辺りからパティンソンいいぞ?ってなってて、テネットで完全に落ち、今作で底なし沼に気づく)