このレビューはネタバレを含みます
バットマン2年目という設定で、初々しい感じが良かった。これがあのジョーカーたち強敵と立ち回らなきゃいけないようになるのだから、恐ろしやゴッサム…犯罪魔窟特異点か何かなんですかね。
これまでずっと、表ではプレイボーイというキャラクターだったのが、あんなにシャイボーイになってるのが意外だったけど、ロバート・パティンソンのビジュアルも相まって新鮮でセクシー。
坊ちゃん、これから社交界デビューしていくのかな…大丈夫かな…?
マスクを外した後の滲んだアイメイクから覗く生気のない瞳、雨に濡れそぼった寄る辺を無くした孤独な背中、突き動かされるように過剰に振るわれる暴力と、彼の苦悩する様が印象的で。
バットマンは犯罪者たちから恐れられる抑止力としての存在だと思ってたけど、ラストで人々を導く希望とされていたのは、彼にとってはヒーローとしての成長だったんだろう。
ただ、そういう光のヒーロー的側面を受け持つのがスーパーマンだったり、ジャスティスリーグメンバーなのかと思ってたんだけどな…?
彼がこれから、出掛けにアルフから渡されるチキンスープを受け取るまでに彼を頼れるようになり、ロビンたち家族を迎えて、バットファミリー大家族になっていくんだと思うと、なんだかほっこりする。
続編待望しています。