過去作のバットマン映画に思い入れがあるわけではないけれど、これはおもしろかった。
後に残らないおもしろさで、こうして感想を書こうとしたら、3時間も見たのにあまり覚えてない。
今回の敵役リドラーにあまり魅力がなかった。そりゃ顔を見せないから仕方がないけれど、クレバーな感じもあまりなかった。
殺人現場に謎を残すのだと思っていたら、謎なぞを残す。「なーんだ？」という具合に。不気味さもあまりない。
その謎なぞを解くというミステリー的展開なんだけど、その謎なぞを解くという楽しさはなかった。ブルースがどんどん内にこもっていく。でも気になるその謎なぞ。
それは、若きバットマンというか、ブルース自身の過去の真実が明らかになっていく。
バットマンの独白は、うじうじ感があったが、アクションは楽しかった。カーアクションもなかなかよかった。炎の中からバットモービルは最高のシーン。
キャットウーマンとの訣別。バックミラーで確認した後、スピードを加速するバットマン。ちょっとベタ。
あと、ラテアートで「？」は笑ってよかったよね。
