【THE BATMAN】
■総合評価
演出 ★★★★★
ストーリー★★★★☆
キャスト ★★★★☆
音楽 ★★★★☆
映像 ★★★★☆
おすすめ度★★★★☆
■key word
[翼のあるネズミ][基金][孤児院]
「復讐では過去は変えられない。俺の過去も。誰の過去も。」
「俺は復讐だ(I’m vengeance)」
■感想
腐敗が蔓延るゴッサムシティ。
悪役リドラーが有力者を次々と“処刑”していく、終始陰鬱で暗い雰囲気。
リドラーによって暴かれる有力者の不正、
リドラーが残す難解な“なぞなぞ”、
リドラーに感化された“復讐”の自警団。
バッドマンはこれらのリドラーの”なぞなぞ”を解き明かし、最後には市民を守っていく。
期待を超えた作品。
特にラストの終わり方が良かった。
最後のシーン、バットマンが洪水の中、発煙筒を照らしながら人々を助けて幕が降りるシーンは本当に象徴的で素晴らしかった!
両親を亡くした過去の傷からなる“復讐”心。
そこから人々を照らす光になろうとする《バットマン - ブルースウェイン》の変化も見どころ。
バットマンの変化によって、ゴッサムシティも変化していくのか、それとも“ジョーカー”が現れるのか、、。
【バットマン】と名がつくだけで期待値が高まってしまうけど、今作は雰囲気や演出、ストーリーや結末が洗練されていて、バットマンの本質を表す素晴らしいものだったと思う。
■キャスト
バットマン(ブルースウェイン) - ロバート・パティンソン
リドラー - ポールダノ
アルフレッド - アンディー・サーキス
セリーナカイル - ゾーイ・クラヴィッツ
ジェームズゴードン - ジェフリーライト
ペンギン - コリンファレル
カーマインファルコーネ - ジョンタトゥーロ
キャストのハマり具合が素晴らしい!
特にポールダノの演技力。あのサイコ感を体現した彼の表現力に脱帽。