映画館で何回か観て、再びしっかりと観直しました。個人的には一番好きなバットマン。これは完璧。ブルース・ウェインの中にある心の闇を丁寧に描写しつつ、同時にバットマンが世の中的には如何に異様な存在であるかもガジェットでしっかり表現されてた。
マット・リーブス監督作品はいつも脚本の整合性が非常に高く、今回は「トラウマ」、「父と子」、「欲」、「悪」といったテーマを軸に物語が組み上げられていたと思う。
複数の人間たちの欲が複雑に絡み合うので、後半は固有名詞に混乱するかもしれないが、やはり「ノワールはこうでないと!」というエルロイ的な展開もたまらない。
これは歴史的名作。すべてが完璧。俳優もみんな最高。マット・リーブス大好き。