夏色ジーン

汚れたミルク/あるセールスマンの告発の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

3.3
感想川柳「それなりの 準備をしないと 返り討ち」

予告が気になって観てみました。(゜ρ゜)

あるグローバル企業がパキスタンで粉ミルクを強引に販売したため、不衛生な水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児の死亡率が増加してしまう。自分の販売した粉ミルクが子どもたちの命を脅かしていることを知ったセールスマンのアヤンは、企業を訴えようとするが……というお話。

実際にあった話で、大企業が発展途上国で問題を起こすという結構好きな部類の作品ではありましたが、ラストがなぁf(^_^;悪くはないんですよ、むしろこれが普通だと思います。世界的多国籍企業と個人が争って大勝利なんてそれこそウソ臭いですし。エリン・ブロコビッチのようにはなかなかいかないもんです。ましてや粉ミルクそのものの問題だけじゃなくて、衛生的な飲料水が手に入らないからという逃げ道がある。σ(^_^;)

しかも医師を通じて粉ミルクを販売していたんですが、医師の懐に取り入る為に色々世話をするわけで、お金なり物なりの領収書を証拠として告発したもんだからさぁ大変。( ; ゜Д゜)大企業だけじゃなく、医師やらその関係者からも恨みを買うはめになり、隠遁生活を強いられてしまいます。(。´Д⊂)

いくら正しい事とはいえ、それなりの相手と事を構えるわけですから、戦略とバックアップは欠かせないわけで、σ(´・д・`)これみたいに突発的に辞めて突っ込むと、英雄どころか2度と陽の目を見ることが出来なくなるという教訓。( TДT)