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荒野の用心棒のtakのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
3.9
マカロニウエスタンを確立させたセルジオ・レオーネ監督の傑作。黒澤明監督の「用心棒」を勝手に翻案して訴訟沙汰になった映画だけれど、ひとつのムーブメントを創り出したことは大きい。一方「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のせいで、世界中にネタバレされてしまった不幸な映画でもあるw

メキシコ国境にある小さな街は、保安官と悪党揃いのミゲル一家が対立していた。街に現れた流れ者が、それぞれの陣営を引っかき回して対立を煽る様子は、次にどうなる?裏切ってることに気づかれるのでは?と映画に惹きつけられる。とはいえ、基本は「用心棒」なんだから元ネタの良さではあるのだろうが。

クリント・イーストウッドのカッコよさ、クライマックスの不屈の闘志には感激する。でもなんで彼はここまでの行動をとるの?と、初めて観た時思ったが、今回ウン十年ぶりに観てもそこだけは同じ気持ちになる。でもいい。エンニオ・モリコーネの音楽もカッコいいんだもの。
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