ロミ

荒野の用心棒のロミのレビュー・感想・評価

荒野の用心棒(1964年製作の映画)
4.5
昨日、本作の音楽担当モリコーネのドキュメンタリー映画を観たばかり、何と言うタイミングなのでしょう。

昨日から本作のメロディが頭の中をぐるぐる鳴っていました。
録画の用意はしたのに始まる前、画面の前に立ちオープニングの[さすらいの口笛]を聞き入りました。
昨日映画でこの曲が出来るまでの話を聞いていたので、ひとしお愛おしい感じに聞こえて来ました。初めは口笛に反対があったそうです。
鞭の音を入れる等、効果音として後で入れるものだと思っていた私は、音楽と言う中で楽譜に落としている事を知りました。
初めから終わりまで、聞き耳を立てて劇中の音を聞き、シチュエーション毎の音作りに感銘しながらの鑑賞が今までにない映画鑑賞法になりました。


この作品は黒澤の[用心棒]を元に作った作品だと聞いて、本作も原作も何度もテレビで一時期放映されていましたが、ながら見程度でしか鑑賞していなかったので、是非黒澤が作り世界に影響を与えた[用心棒]も観てみたいと思いました。

それにしても、クリント・イーストウッドが若くカッコいい事!俳優として、プロデューサーとして、監督として長年の活躍は、長い間良い監督や映画関係者と仕事をして来た証が今のイーストウッドさんを作っているのだと原点を見た感じです。

余談ですが、日本ではマカロニウエスタンと表す関連映画をモリコーネの映画の中のインタビューで聞こえて来る言葉は、マカロニではなくスパゲティだったのが😆何となく以前聞いていましたが、確信!これぞスパゲティ・ウエスタン!
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