映画館で尿意に勝てない

blank13の映画館で尿意に勝てないのネタバレレビュー・内容・結末

blank13(2017年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

生き様はその人の葬式に来た人が表すものなんだなと思った映画。

借金残して逃げた父親の葬式で父の知らなかった一面を知る話。

借金返済のために働き詰めの母親が、事故に遭って傷だらけの顔に必死に化粧をして夜の仕事へ出るシーンが凄く印象に残ってる。その時の気持ちを思うと葬式の日の喫煙シーンは胸に迫るものがある。母親の出演頻度はそんなに多くないのに、作中における存在感がでかい。
YouTubeにあがっている1:42の予告編を観てこの映画を観たくなった。予告編前半はくたびれた感じのリリー・フランキーと寂しそうな目の高橋一生、主題歌の物悲しい雰囲気がそれらを引き立て引き込まれる。タイトルが一面に表示されると後半は一転して葬式パートに。葬式という笑いの沸点下がりがちな場に癖強めの参列者達がいる中、佐藤二郎とくっきーが出てきた時点で期待感はMAX。最後にはちゃんと感動させてくれそうな匂いを残して終わり、緊張と緩和が素晴らしい構成。正直予告編で自分のハードルを上げ過ぎた感はある。
斎藤工はなんでホクロを付けようと思ったんだろう。