マイクログレッション(優しいようで実は差別意識が盛り込まれた言葉、”黒人の割に可愛いね”とか)とサイコスリラーを合わせるのはとても斬新。観ながらずーっと”Get Out!!!”って叫んでた。それにしても、日本人をこういう馬鹿みたいに見える役どころにするの毎回止めてもらえないだろうか。あとクソみたいなアクセントも。本来マイクログレッションに疑問を呈する映画なのに、また新たなマイクログレッションを産んでることに気づかないのかなあ。黒人に対する差別って血生臭い歴史が長いこともあって白人黒人関わらずみんなすごく敏感だけど、アジア人に対しては雑だよね。”猿の惑星”の世界的ヒットもあって、ハリウッドでは欧米社会に生きる日本人を頭が悪くてロクに英語も喋れない成金みたいに扱って良いと思ってるんだろうな。プロットはすごく良かったし、この映画は黒人の監督・脚本だし、期待してたのにそこだけガッカリ。
