すー

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのすーのレビュー・感想・評価

3.8
落ち込んでた時に観たからとても良かった。私はジーン・ワイルダー版の夢のチョコレート工場は原作の踏韻を重んじてかつ当時映画で主流であったミュージカル風味に、ティム・バートン版のチャーリーとチョコレート工場は原作のシニカルさとこの世のものとは思えない世界観をとてもよく反映した良作だと思っていて、今回のウォンカはその2つのいいとこ取りをしているなという印象。しかしやはり欧米圏では夢のチョコレート工場がジブリ並に浸透していたためティム・バートン版には当時批判が殺到したという過去もあり、少し前者オマージュの色が強いかなという印象。きちんと原作読んでたらティム・バートンの方が忠実に再現出来てるのは分かるはずなのになあ…と少し残念ではあるが、まあ思い出補正には負けるのかな。
すー

すー