Angeprunelle

ゲット・アウトのAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

弱みに付け込む人間の傲慢さと強欲さ。

この世は限りなくフェアじゃない。

都会育ちだとか、白人だとか、
裕福な家庭だとか、健常者だとか
自分の功績でもなんでもないことで
田舎者や、有色人種、貧困家庭や障害者などを
当たり前に見下せる人もたくさんいるし
そんなしょうもない他人との違いに
本気で劣等感を抱えて窮屈に生きてる人もいる。

本来ならフェアなはずなのに。
堂々としてて良いはずなのに。

人間は本当に賢いなと思う反面
時々本当にくだらない行いをする。

くだらないのは笑えることだけで十分♡

くだらない不幸はいらない❢❢

分かりやすく完全な白と黒をメインテーマとして
描かれてた作品でしたが
白だの黒だのと言う話ではなく
自分がどれだけ愚かで気持ち悪い人間か
身の程を知れという作品だったと思う✧

そして世間のくだらない価値観に押し潰され
洗脳され囚われて当たり前のように従順になって 
自分の人生を台無しにしている人へ
その人生からは今すぐ抜け出せという
強いメッセージも感じた。

思考や感情こそ自分の最大のアイデンティティ。
事故や病気でそれを失うことはあっても
他人に故意に歪められたり奪われたりしては
ならない。

人の表情において笑顔ほど奇妙で狂気で
高圧的なものはない。 
Angeprunelle

Angeprunelle