このレビューはネタバレを含みます
久々に鑑賞。やっぱり面白い！これ前情報少なめで観た方が絶対面白いよなー。
どうやら黒人差別をテーマとした映画っぽいと見始めるも、予想に反して白人より黒人から感じる違和感。次第に白人達も普通じゃないらしいことが分かってくるものの、その理由が何なのか分からない不気味さが続く…まさかそんな真実とは！斜め上過ぎて考えもしないよ。
黒人同士での立場の対立？からの→黒人の人身売買？からの→黒人の身体乗っ取りサービス、と段階的に予想を覆されるミスリードがお上手。
一見、黒人への差別や偏見のない白人達かと思いきや、むしろそれが行き過ぎて黒人特有の身体こそ価値あるものとして捉え、遂にはその体を乗っ取ってしまおうという狂った思想。こういう人種差別の視点は無かったかもと一瞬思うものの、黒人の能力を買い、黒人個人の尊厳を全く無視する、これは奴隷制度のそものだと気付かされる。
2回目の鑑賞も、頭から細かく散りばめられていた会話が拾えて面白いー
アイテムの使い方も上手いし、時間も短くサクッと見れるし、全体的にかなり整理され整った構成。
何より、この映画唯一の良心であるロッドが最高過ぎる。
【鑑賞回数】2
【鑑賞履歴】
・2018/9
・2021/11/26
