このレビューはネタバレを含みます
アニメ版のムーランは良かったが、この実写版のムーランは酷い出来だった。アニメ版ムーランファンが喜ぶ要素は主人公のビジュアルくらいしか無いかもしれない。
個人的に1番プロットをめちゃくちゃにした理由は、この物語を武侠モノにした所であると思う。アニメ版のムーランは活発で努力の人がアイデアと勇気で成功を収めていったのに対して、この実写版は生来の”気”が人一倍強いとかで、それを隠して生きるのは本当の私なの?みたいなテーマになっている。さらに、女性だとバレるシーンは髪を解いて長髪を見せただけ。
個人的に好きな花火のシーンもいまいちだったし、都の人々が一斉にムーランに忠誠を見せるシーンも無し、アギレラのReflectionはエンドロールに流れる曲の二曲目、とがっかり要素満点。
近年の中国マーケットにがっつり向けて作られている映画は駄作ばっかり。